2024 「秋の扇の市」開催します
内臓の疲労と背部痛
久しぶりの投稿になります。
先日来院された患者様のお話です。右側の背中の痛みを訴えておりました。
最初は同じ姿勢を続けると痛いというだけで、それ以外は特に何ともなかったので2週間ほど放置していたら、ある朝から急に症状が酷くなり
・痛みの強さが増大して、どんな動きも痛い
・痛すぎて背筋をまっすぐ伸ばせない。常に前かがみでないと痛みを回避できない
・せき、くしゃみするとズキッとなる。深呼吸もたまに辛い
とのことです。しかも背中全体に痛みがあるわけでなく『右側』だけが痛いといいます。
また問診中に気になっていたのですが、その人は背中が痛いといっているのに、みぞおちの辺りを常にさすっていました。
「お腹どうかしましたか?」と聞くと
「なんかこの辺りがチクチクして気持ち悪んです」と。
この時点でほぼ原因が分かってしまいました。この患者様の症状は『内臓反射痛』というもので内臓の不調が背中に表れ痛くなっていました。
ではどこの内臓が不調だったのでしょう?それは『右側』というワードがヒントになってます。
この図を見て分かるとおり、体の右側は『肝臓』がでっかく配置してますよね。肝臓はみぞおちとも密接しているので患者様がみぞおちの辺りをさすっていたというのも頷けます。犯人はこいつでした。
肝臓に効果のあるツボを刺激して疲労を抜く施術から始め、リンパや血流の停滞を解消、自律神経の調整などを行いました。
2回目の来院時には痛みが改善し余裕ができてきたので、骨盤~背骨の歪みの矯正も加えました。
3回目の来院時には「同じ姿勢を続けると痛いが症状はそれだけになりました」と。
4回目の来院でほとんど気にならなくなったと言うので、とりあえず一旦終了としました。
この業界では背中の痛み=内臓を疑うのは基本中の基本で、まさに教科書通りの症例でした。
ただ内臓の不調と言っても、何かの病気というわけでなく、機能低下や位置の微妙なズレの事を言うのでレントゲンやMRIには原因が写りません。
しかし私が行っている検査法ならそれらを炙り出す事ができます。
似たような症状でお悩みの方はご相談下さい。
当院の公式HPはこちら http://kanai-sekkotsuin.jp/
- カテゴリー:金井接骨院
- 投稿日:2019.06.09