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お腹から来る腰痛
年末のお話ですが、腰痛で来られたF様。寒い外で力仕事をしていて痛めたといいます。
力仕事中の発症というので、こりゃまた腕からの腰痛かと思い検査するも反応なし。足~、背中~、首~と検査しても全然反応が出てきません。
かろうじてお腹から少し反応が出てきました。お腹からの可能性をもっと細分化して、内臓の機能低下、粘膜の癒着、神経のもつれ、リンパの滞留で調べたところ一番反応があったのはリンパでした。(次いで内蔵の機能低下)
リンパの滞留は腹腔内圧の上昇を引き起こし、肝臓や腎臓への血流が低下してその働きが悪くなる可能性があります。内臓の機能低下はそれが原因なのでしょう。普通なら寒い外で肉体労働をして、筋肉が硬くなり疲労が溜まって・・・と考える所でしょうが、たまにこういうひっかけ症状がやってきます。
施術はほとんどお腹をさすったり、手を当てるだけなのですが、それでも動作痛が取れていくのでF様もビックリしておりました。内臓は腎臓を中心に交感神経、副交感神経の調整も行いました。
施術後の確認で伸展・前かがみは楽になりましたが、横に捻る動作はまだ痛むというので再度検査して大腿筋膜長筋が緊張しているのを発見。これはラテラルラインという身体の側面を走行する筋膜ラインに属する筋肉で、ここの緊張をとるため足裏にテープを張り外重心の癖を解消させ終了。
まだ少し痛みが残るもかなり改善されていました。足のテープは張った直後より後からジワジワと効果が出てくるので、残った痛みも時間と共に無くなっていくものと思います。
また年始には、忘年会が重なり飲み食いを連日行って内臓の疲れからギックリ腰につながった患者様も来られました。
寒い季節はこんなパターンの腰痛も起こるのでお気をつけ下さい。
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- カテゴリー:金井接骨院
- 投稿日:2018.01.10